ウェル実験教室（2021年2月）

今回は「ウェル実験教室」を行いました

 

まずは空気砲です

 

「問題です空気砲の空気はどんな形をしているでしょうか」

 

「風船も動くくらい勢いがあります」

「でも形は見えないねぇ」

 

そこで部屋を暗くして、空気砲の中に線香の煙を入れて空気を出すことで形を見ることができました

「ドーナツ型だっ」

 

「色んな大きさの空気砲で遊んでみよう」

 

「星型の穴からも空気が出ているよ」

 

「的当て競争始めっ」

 

「風力車も動くかな」

 

「こんなに遠くまで進んだよ小さい箱より大きな箱の方が出てくる空気も多いんだね」

 

続いて、重曹とクエン酸を使った実験を行いました

重曹とクエン酸を混ぜてこねると何かできるようです

つなぎに水を少し入れています

 

「こぼさないように気をつけてね」

 

みんなでこねこね

 

「ちょっとずつ固まってきたかも」

 

「あたしのはまだまだみたい」

 

よぉ～くこねて、一晩置くと…

 

カッチカチになります

「何に使うのかなぁ？？」

 

これを水に入れると…

 

「溶けた」

「正解は入浴剤でした」

「入浴剤って作れちゃうんだね」

 

「ブクブク音もするね」

「このブクブク出ているのは二酸化炭素です

重曹とクエン酸が混ざり合って水に触れると化学変化が起き、二酸化炭素ができるんです」

 

「さっきは重曹とクエン酸の粉を混ぜたもの(入浴剤)を水に入れたらゆっくり二酸化炭素が発生しましたが、

次は重曹水とクエン酸水を混ぜてみますどうなるかな」

「また二酸化炭素が発生するかな」

 

「爆発した」

 

「すごい」

「ちょっとこわいかも…」

 

「泡がいっぱい出てる」

重曹水とクエン酸水を合わせると一瞬で化学変化が起きます

そのため一度にたくさんの二酸化炭素の泡が発生し、爆発したように見えるんです

 

続いて、水と油の実験です

ここに水と油が100㏄ずつあります

同じ量ですが、なんと重さは違うんです

どちらが重いかわかるかな

 

「水の方が少し重たい気がする」

 

「正解は…水でした量は同じなのに不思議だね」

 

では、油に水を注いだらどうなるかな

 

「コーヒー牛乳みたいに混ざるかな？？」

 

「なんだこれっ混ざらないぞっきれいに分かれてる」

「油の上に水を入れたのに、油が上にきてるなんで」

油が上にきているのは、水の方が重たいから

混ざらないのは、水と油の表面張力が異なるからなんだよ

 

でもそこに洗剤を入れて混ぜると…

 

「まだ何も起きないね」

 

「まだかなぁ」

 

「少しずつ泡が出てきたかも」

 

「もっと混ぜてみよう」

 

「こぼさないように気をつけながら…」

 

まぜまぜまぜ…

 

「混ざった洗剤は水と油の仲介役になるんだね」

 

続いて、色水に油を入れます

やっぱりこれもきれいに分かれてるね

 

そこに、重曹とクエン酸の実験で使った入浴剤を入れます

「油の中では溶けずにゆっくり下に落ちていくよ」

「油には溶けないんだね水まで落ちたら溶けて泡が出るはずだよね」

「油が蓋をしているとどうなるんだろう」

 

「色水の泡が油の中を通って上にのぼっているよ」

「炭酸ジュースみたいにシュワシュワしてる」

 

「のぼっていった色水がまた下に落ちてきてる」

色水と一緒に上がってきた二酸化炭素は水面まで上がってくるとコップの外の空気中に出ていってしまいます

そして、残された色水はまた油の下へと落ちてしまうのです

 

「これも同じ仕組みだったんだね」

 

「油より重たい色水が落ちていってるね」

 

「仕組みがわかると面白いわね」

 

「振ったらどうなる」

 

「実験って面白いね」

 

大盛り上がりの実験教室でした

実験に触発されて、科学や自然の本や理科の教科書なども熱心に読んでいました

 

次回のイベントもお楽しみに